バッテリーが劣化したiPhoneは買取可能?買取前の注意点や劣化を防ぐ方法も解説
目次
「バッテリーが劣化したiPhoneは買取可能?」
「バッテリーが劣化したiPhoneはバッテリー交換してから売却したほうがいい?」
「iPhoneのバッテリー劣化を防ぐポイントを知りたい」
本記事ではバッテリーが劣化したiPhoneの買取可否について解説します。iPhoneのバッテリーが劣化しているか判別する方法や、バッテリー劣化を防ぐポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
バッテリーが劣化したiPhoneは買取してもらえる?
バッテリーが劣化したiPhoneでも、その他に不具合等がなければ買取してもらえるのが一般的です。
ただし、バッテリーの劣化具合によっては基本査定額から減額される可能性もあります。
買取可能だが減額の可能性あり
バッテリーの劣化したiPhoneを中古販売業者に査定してもらうと、基本査定額から減額される場合があります。
劣化の程度による減額幅は買取業者によって異なりますが、2年以上使用してバッテリーが劣化したiPhoneの場合は、20〜40%ほどが減額の目安です。
iPhoneの売却を検討している場合は、バッテリーが劣化する前に売却すると高値で売却できるのでおすすめです。
iPhoneのバッテリーが劣化しているサイン
iPhoneのバッテリーが劣化しているかどうかは、どこで見分ければよいのでしょうか。
以下のような場合は、iPhoneのバッテリーが劣化しているサインである可能性があります。
- バッテリーの最大容量が少なくなった
- 高頻度でアプリが急に落ちる
- 勝手に電源が落ちたり再起動したりする
- バッテリーの膨張で画面パネルが浮く
- ケーブルを接続しても充電されない
それぞれ詳しく解説します。
バッテリーの最大容量が少なくなった
iPhoneのバッテリーの劣化は、バッテリーの最大容量の減少具合で確認できます。
iPhoneのバッテリー最大容量は、以下の手順で確認可能です。
- 「設定」アプリを開きます
- 「バッテリー」をタップします
- 「バッテリーの状態」をタップします
- 「最大容量」に現在のバッテリーの最大容量が表示されます
「最大容量」は新品時を100%とした場合の、現在のバッテリーの最大容量を表しています。
例えば最大容量が80%になっていた場合は、満充電の状態でも新品時の80%と同等ということになります。
iPhoneの使用状況にもよりますが、最大容量が80%以下になるとバッテリーの劣化を感じる人が多いようです。
高頻度でアプリが急に落ちる
iPhoneを利用している時に頻繁にアプリが落ちる場合、バッテリーが劣化している可能性があります。
バッテリーが劣化していると電力を十分に供給できないため、iPhone本来の性能が発揮できなくなってしまうこともあります。
性能が下がるとアプリがうまく動作せず、急に落ちてしまうことがあるのです。
改善策としてiPhoneの再起動やOSのアップデート、初期化などがありますが、改善しない場合はバッテリーの劣化や不調が原因かもしれません。
勝手に電源が落ちたり再起動したりする
iPhoneの電源が勝手に落ちたり、再起動したりする場合は、バッテリーが劣化している可能性があります。
バッテリーの劣化によってアプリが落ちるのと同じように、iPhone自体がシャットダウンしてしまうケースもあります。
再起動や初期化で改善しない場合は、バッテリーの劣化が原因かもしれません。
バッテリーの膨張で画面パネルが浮く
バッテリーの劣化によって、バッテリーが膨張することがあります。
バッテリーが膨張すると画面パネルが浮いたり、画面表示がおかしくなったりすることがあります。
バッテリーの膨張はiPhone自体の故障につながる可能性もありますので、修理交換の対応が必要です。
ケーブルを接続しても充電されない
iPhoneに充電ケーブルを接続したのに充電されない場合、バッテリーの劣化が原因かもしれません。
iPhoneとパソコンをケーブルで接続したときに認識されない場合は、接点部分の不良の可能性が考えられます。
いずれの場合も故障に該当しますので、修理対応を進めましょう。
iPhoneのバッテリーが劣化するのはどのくらい?
iPhoneのバッテリーはどのくらいの期間で劣化するのでしょうか。
Apple公式による発表や見解を参考に解説します。
公式では3年が寿命
Appleの公式サイトにはかつて「iPhoneの使用年数は3年間を想定している」という記載があったため、「バッテリー寿命も3年」という認識が広がりました。しかし、今ではこの記載は削除されており、確認することができません。
Appleの公式サイトには、iPhoneのバッテリーはフル充電サイクル500回で最大容量の80%を維持できるという記載があります。
iPhoneのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されています。
引用元:バッテリー – サービスとリサイクル – Apple(日本)
フル充電サイクルとは、100%分の充電を1回とみなすカウント方法です。50%から100%までの充電を2回すると、フル充電サイクル1回としてカウントします。
iPhoneの使用状況により充電回数に差は出ますが、毎日50%から100%まで充電した場合、3年間で550回のフル充電サイクルを行う計算になります。
上記のケースを想定した場合、バッテリー寿命は約3年が目安といえます。
バッテリーが劣化したiPhoneの買取前の注意点
「ギズモーゴ買取」がマイナビ買取の「iPhon
バッテリーが劣化したiPhoneを買取に出す前に、以下の点を確認しておきましょう。
- 無償交換可能であれば交換しておく
- 査定の減額幅より有料交換のコストが上回る場合も
それぞれ詳しく解説します。
iPhoneのバッテリー交換方法などは「
無償交換可能であれば交換しておく
iPhoneのバッテリーが劣化しており、かつ保証期間内であれば無償交換の対象になります。
バッテリーが劣化していると査定額が下がる傾向にあるので、無償交換できるのであれば交換しておきましょう。
保証期間はiPhone購入から1年のため、通常使用であればバッテリーが劣化している可能性は低いといえます。
iPhoneを毎日頻繁に使用している場合は、保証期間内でもバッテリーが劣化していることがありますので、バッテリーの最大容量をチェックしておきましょう。
査定の減額幅より有償交換のコストが上回る場合も
iPhoneのバッテリーが劣化している場合に、査定で減額されないようにバッテリーを交換すると、交換のコストが減額幅を上回るケースもあります。
iPhoneのバッテリー交換料金は機種により7,500円または9,800円かかります。
バッテリー劣化によってこれだけの減額がされることは多くありません。
バッテリー交換せずに買取に出した方がよいケースもありますので、実際に査定してもらってから交換するかどうか検討するのがよいでしょう。
iPhoneのバッテリー劣化を防ぐ方法
iPhoneのバッテリー劣化を防ぐ方法を紹介します。
以下のポイントに気をつけて利用するとバッテリーの劣化を防ぐことができます。
- 使い切る前に充電する
- フル充電しない
- 充電したまま使わない
- 高温を避ける
それぞれ詳しく解説します。
使い切る前に充電する
電池を使い切る前に充電すると、iPhoneのバッテリーを長持ちさせることができます。
ニッケル水素電池の場合は使い切ってから充電する方がよいとされていますが、iPhoneに採用されている電池はリチウムイオン電池です。
リチウムイオン電池は使い切ってから充電するとバッテリー性能が劣化しやすいといわれています。
そのため、電池残量が0%になる前に充電するようにしましょう。
目安としては、残量が20%前後になったら充電するのがおすすめです。後述しますが、80%になったら充電をやめるのもポイントです。
フル充電しない
iPhoneに採用されているリチウムイオン電池は、100%の充電を繰り返すとバッテリー性能が劣化しやすいといわれています。
フル充電が大きな問題につながるわけではありませんが、少しでもバッテリーの劣化を避けたい場合は、なるべくフル充電しないのがおすすめです。
目安として、80%まで充電したら充電を終了しましょう。
充電したまま使わない
iPhoneを充電したまま使うとiPhoneに負荷がかかり、高温になる場合があります。
高温状態での充電はバッテリーの劣化につながります。
また、充電したまま100%を維持していると前述の「フル充電」と同じ状態になり、バッテリーの劣化を早める原因にもなるので注意しましょう。
高温を避ける
高温状態での使用や充電は、バッテリーの劣化やiPhoneの故障につながります。
iPhoneの使用条件である「周囲が0℃~35℃の場所」で使用したり、充電したりするようにしましょう。
まとめ
本記事ではiPhoneのバッテリー劣化が買取の可否や査定額に与える影響について解説しました。また、iPhoneのバッテリー劣化を防ぐポイントも紹介しました。
iPhoneのバッテリー劣化は買取価格に影響する場合があります。無償交換できるのであれば、交換してから査定に出すとよいでしょう。
iPhone買い替えの際に旧機種を買取に出すことを考えている場合は、本記事を参考にバッテリーが劣化しないように気をつけて使用してみてください。