iPhoneからandroidに乗り換える際のメリット・デメリットを紹介
「iPhoneからandroidに乗り換えるメリットは?」
「iPhoneからandroidに乗り換えるデメリットは?」
「androidに乗り換える際の注意点を知りたい」
iPhoneからandroidに乗り換えを検討している方は、さまざまな不安や疑問を抱いていると思います。
本記事では、iPhoneからandroidに乗り換えを検討している方に向けて、乗り換えるメリットやデメリット、注意点などを紹介します。
また、乗り換えを検討している方の中には、データ移行に不安を感じている方もいるでしょう。
iPhoneからandroidへのデータ移行方法も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
iPhoneからandroidに乗り換えるメリット
まずはiPhoneからandroidに乗り換えるメリットから見ていきましょう。
安い機種へ機種変更できる
android端末は1万円〜10万円以上と価格帯が幅広いです。端末代金を節約したいと考えている方には、大きなメリットに感じられるでしょう。
スマホで利用している機能が電話・メール・LINEのみであれば、低価格帯のandroid端末でも問題はありません。
2022年9月時点で発売しているほとんどのiPhoneは本体価格が10万円を超えるため、android端末によっては半分以下の値段に抑えられます。
機種のバリエーションが豊富
iPhoneからandroidに乗り換えるメリットとして、機種のバリエーションが豊富である点が挙げられます。
2022年9月現在、Appleストアで取り扱っている最新iPhoneモデルは数種類のみです。
一方で、android端末は毎年多くの会社が新しい端末を発表しているため、価格や性能から自分好みの1台を購入できます。
性能や機能に特化した機種を選べる
android端末には、一部の性能や機能に特化して開発された機種があります。そのため、自身がよく利用する機能に特化したスマホを選べます。
例えば、カメラをよく利用する方であれば、カメラを4つ搭載した最大6,400万画素の「OPPO Reno5 A」がおすすめです。
比較として、2022年9月現在の最新iPhoneの画素数は1200万画素です。
また、スマホのバッテリーを気にしている方であれば、使い方によっては1週間ほど電池が持つ「AQUOS sense6」といった選択肢があります。
このように、自分が求めている機能に特化したスマホを見つけられるのがandroidに乗り換えるメリットの一つと言えるでしょう。
ホーム画面などのカスタマイズ性が高い
androidはiPhoneよりもホーム画面などのカスタマイズ性に優れており、使用感や見た目を自分好みに設定できます。
例えば、ホーム画面に天気予報を表示したり、音楽の再生ボタンを表示させたりできるのが特徴です。カスタマイズが好きな方には特にメリットと感じられるでしょう。
SDカードを使用して保存データを増やせる
androidはSDカードを使用して保存データ量を増やせます。そのため、データ保存量が多くなってしまい、保存データを消してストレージを空ける作業は必要ありません。
特に動画や写真を多く撮る方には、SDカードを使用して保存データ量を増やせる点は大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
しかし、全てのandroidでSDカードが使用できるわけではありません。例えば、Googleが提供している「Google pixel」ではSDカードが使用できないため、購入する際は事前に確認しておきましょう。
iPhoneからandroidに乗り換えるデメリット
次に、iPhoneからandroidに乗り換えるデメリットを紹介します。
使い方に慣れる必要がある
そもそも、iPhoneとandroidでは異なる点がたくさんあります。
例えばiPhoneの標準ブラウザは「Safari」ですが、androidの場合は「Google chrome」です。
他にも、iPhone は右上から下にスワイプすると、明るさ調整や音量調整ができるコントロールセンターが出てきますが、androidの場合は画面上部から下に2回スワイプする必要があります。
また、androidは提供している会社によって操作方法に違いがあるため、場合によっては基本操作から覚え直さなくてはならないこともあるでしょう。
スマホの使い方を覚えるのが苦手な方は、今までとは違うAndroidの操作感をデメリットに感じる可能性が高いと言えます。
自分好みのケースが見つかりにくくなる
日本はiPhoneユーザーの割合が高く、シリーズが異なっても形状が同じiPhoneがあることから、iPhoneケースをメインに発売している会社も多いです。
androidケースのラインナップは比較的少ないため、スマホケースにこだわっている方は、バリエーションの少なさにデメリットを感じてしまうかもしれません。
アニメキャラクターがデザインされているものなど、特定のケースを使用したい方は、androidへ乗り換える前に対応しているケースがあるか確認しておくことが大切です。
Apple製品との相性が悪くなる
現在、iPhone以外にApple WatchやMacBookといったApple製品を利用している方は、androidに変えるとデバイス間の相性が悪くなる可能性があります。
例えば、iPhoneを持っているとAirDropで画像や動画を簡単に他のApple製品に送ることが可能です。
他にも、iPhoneにかかってきた電話の着信相手をApple Watchで確認できたり、そのままApple Watchで電話に出たりすることができます。
Apple製品を身の回りで利用している場合は、iPhoneを通じて使用している機能を事前に確かめておきましょう。
iPhoneからandroidに乗り換える際の注意点
ここからは、iPhoneからandroidに乗り換える際の注意点を紹介します。androidへの乗り換えを検討している方は、事前に確認しておきましょう。
今まで利用していた決済方法が使えない可能性がある
iPhoneからandroidに乗り換えると、今まで使用していた決済方法が使えなくなる可能性があります。
「paypay」や「交通系電子マネー(Suicaなど)」であれば、iPhone、android双方に対応しているため問題はありません。
しかし、クレジットカードのタッチ決済には、iPhoneでは使えてもandroidでは使えないブランドがあります。
利用できるタッチ決済 | |
iPhone | VISA、JCB、アメックス、Mastercard |
android | VISAブランドの一部デビットカードのみ |
2022年9月時点で、androidはクレジットカードのタッチ決済に対応していないため、iPhoneでタッチ決済を使用している方は注意しましょう。
App Storeにしかないアプリは利用できなくなる
App Storeにしかないアプリを利用している方は、androidに乗り換えると今まで利用していたアプリが使えなくなります。
例えば、以下のアプリがandroidにはありません。
・インターネットブラウザーの「Safari」
・スマホで作曲ができる「Garage Band」
・ビデオ通話ができる「facetime」
・好きな本をダウンロードして読書が楽しめる「iBooks」
・毎日の健康管理ができる「ヘルスケア」
Appleの純正アプリを利用している方やゲームアプリで遊んでいる方は、androidでも同じような機能を持つアプリがあるか、あるいはインストールできるのかを事前に確認しておきましょう。
LINEで引き継げないデータがある
iPhoneからandroidに乗り換える際は、LINEのデータ移行に注意しましょう。なぜなら、一部のLINEデータは引き継げないからです。
iPhoneからandroidへのデータ移行で引き継ぎができないLINEのデータは、以下の通りです。
【引き継げないLINEのデータ】
・通知音の設定 ・購入済みのLINEコイン残高 ・LINE Outのチャージ済みコールクレジット ・トークルームごとの通知設定(通知ON/OFF) ・15日以上前のトーク履歴
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LINEで過去に大事な話をしている場合や、LINEコインを購入している場合は、データ移行前に確認しておきましょう。
iPhoneからandroidへのデータ移行方法
こちらでは、iPhoneからandroidへデータ移行する方法を携帯会社ごとに紹介します。
auの「データお預かりアプリ」
auが提供しているデータ移行サービスは「データお預かりアプリ」です。iPhoneに保存されているデータを、一度auサーバーに保管してandroidに転送します。
auユーザーでなくても、au IDをお持ちであれば誰でも利用可能です。
転送できるデータはデータの状況や機能によって差がありますが、以下のデータ移行が可能です。
【転送できるデータ】※全てのデータあわせて50GBまで可能
・画像 ・アドレス帳 ・動画
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【バックアップ手順】
・App Storeから「データお引っ越し」アプリをダウンロード ・アプリを起動して「同意してはじめる」をタップ ・au IDでログインして、アクセス権を全て許可する ・「この端末のデータを預ける」をタップして預ける ・データ保存が完了したら「次へ」をタップ ・「復元方法を確認する」をタップ ・「データお引っ越しを閉じる」をタップ
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【復元手順】
・androidのPlayストアで「データお引っ越し」アプリをダウンロード ・アプリを起動して「同意してはじめる」をタップ ・au IDでログインして、アクセス権を全て許可する ・「預けたデータをこの端末に復元する」をタップ ・「復元する」をタップ ・アドレス帳の復元先を「この端末」にして「決定」をタップ ・「完了」をタップ
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ソフトバンクの「あんしんバックアップ」
次に、ソフトバンクの「あんしんバックアップ」を紹介します。ソフトバンクユーザーで電話帳の移行を考えている方におすすめです。
「あんしんバックアップ」は、iPhoneに保存されているデータを一度ソフトバンクサーバーに保管して、androidに転送します。
【転送できるデータ】
・電話帳
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【バックアップ手順】
・App Storeで「あんしんバックアップ」をインストール ・「データの保存」をタップ ・保存先で「サーバー」をタップ ・My Softbankにログインする ・保存する項目で「電話帳」をタップ ・「実行」をタップ
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【復元手順】
・GooglePlayストアで「あんしんバックアップ」をインストール ・「データの読み込み(復元)」をタップ ・「サーバー」をタップ ・My Softbankにログイン ・バックアップしたデータを選択して「実行」をタップ
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docomoの「ドコモデータコピー」
最後にdocomoが提供している「ドコモデータコピー」の利用方法を紹介します。「ドコモデータコピー」は2台のスマホを並べて簡単にデータ移行できます。
【転送できるデータ】
・連絡先 ・画像 ・動画 ・音楽 ・スケジュール ・+メッセージのデータ
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【バックアップ・復元手順】※事前にアプリを最新バージョンにしておく
・それぞれのドコモスマートフォンから「データコピー」をタップ ・「規約に同意して利用を開始」をタップ ・2台のスマートフォンを並べる ・iPhoneでは「今までのスマートフォン」を選択し、新しいandroidでは「新しいスマートフォン」を選択 ・次に、それぞれの対応機種を選択 ・新しいandroidに表示されたQRコードをiPhoneで読み取る ・移行したいデータを選択して「次へ」
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まとめ
本記事では、iPhoneからandroidに乗り換えるメリット・デメリットについて紹介しました。
androidへの乗り換えを検討している方は、本記事で紹介した内容を踏まえた上で変更するかどうか決断しましょう。
記事内でご紹介したようにiPhoneならではのメリットもたくさんあるので、自分が重視するポイントと端末ごとの特徴を考慮しながら、悔いのない選択をしてください。
<参考URL>
https://mobile.line.me/guide/article/0130.html#exStyle12
https://otona-life.com/2022/02/18/105785/
https://guide.line.me/ja/migration/
https://www.docomo.ne.jp/iphone/support/backup/fromsmartphone/
https://geo-arekore.jp/ownd/android_smartphone_recommend/#toc4