2022年3月25日 投稿者: gizmogo jp

iPhoneのバッテリー(電池)交換方法と値段を解説!交換の目安や容量チェック方法もご紹介

 

 

iPhoneのバッテリー(電池)を交換する目安を知りたいですか?iPhoneではバッテリーの容量チェックができます。本記事ではiPhoneのバッテリーを交換する方法や値段、交換前に準備しておくものを解説。交換するタイミングやバッテリーを長持ちさせる方法も紹介しています。


iPhoneのバッテリー(電池)交換方法と値段を解説!交換の目安や容量チェック方法もご紹介

「最近iPhoneのバッテリーの減りが早い気がする……」と感じたら、iPhoneのバッテリーを交換するタイミングかもしれません。


バッテリーの劣化が進むと電池持ちが悪くなるばかりか、iPhone自体に不具合が生じるなどのトラブルが起こる場合もあるので、事前の交換をおすすめします。

本記事ではiPhoneのバッテリーを交換する方法やバッテリー交換の値段、バッテリーを交換する目安やバッテリーを長持ちさせる方法を解説します。

iPhoneのバッテリー交換はどこでできる?

iPhoneのバッテリーを交換したいときは、どのように依頼すればよいのでしょうか?

iPhoneのバッテリーは、以下のような場所・方法で交換することができます。

  • Apple公式修理サービスに持ち込む
  • Appleに配送修理を依頼する
  • iPhoneを契約したキャリアに持ち込む
  • 家電量販(正規販売)店に持ち込む
  • 修理専門店に持ち込む

それぞれの特徴を解説します。

Apple公式修理サービスに持ち込む

Apple公式の「iPhone の修理サービス」を利用してバッテリーを交換できます。バッテリー交換方法のうち、最もポピュラーな方法といえるでしょう。

持ち込み先は全国の「AppleStore」または、Appleが認可した修理店である「Apple正規サービスプロバイダ」です。

即日交換できることもありますが、場合によってはAppleリペアセンターに送られることもあります。その場合はiPhoneが受け取れる状態になった時点で連絡をもらえます。

Appleに配送修理を依頼する

「Appleリペアセンター」へ配送修理を依頼することでiPhoneのバッテリーを交換できます。

配送修理はApple StoreやApple正規サービスプロバイダが近くにない場合などに便利です。

Appleの公式Webサイトから申し込むと配送業者が回収に来ますので、バッテリーを交換したいiPhoneを渡します。バッテリー交換から返送までに約5〜7日かかるといわれています。

iPhoneを契約したキャリアに持ち込む

iPhoneを購入・契約したキャリア(大手携帯電話会社)のショップに持ち込み、バッテリーを交換する方法です。

即日交換できるかどうかは店舗や状況によって異なりますので、各ショップに問い合わせましょう。

家電量販(正規販売)店に持ち込む

家電量販店の一部は「Apple正規サービスプロバイダ」として認定されています。そのような家電量販店の場合、持ち込みによるバッテリー交換が可能です。

家電量販店がApple製品の「正規販売店」であっても、Apple製品の「正規サービスプロバイダ」であるとは限りませんので、事前に確認しておきましょう。

修理専門店に持ち込む

Apple非公認のiPhone修理専門店に持ち込み、バッテリーを交換する方法です。

バッテリーを交換することは可能ですが、このような業者でバッテリーを交換したiPhoneはAppleの保証対象外となります。

また修理店によっては、万が一修理中に故障した場合でも端末の保証がないことがありますので、利用規約の確認が必要です。

iPhoneのバッテリー交換の値段は?

iPhoneのバッテリーを交換する場合の値段について解説します。

基本的には保証(補償)期間内の自然劣化であれば無償で交換でき、保証(補償)期間外になると有料での交換となります。

以下では保証期間に該当する期間と、保証期間外の料金について説明しています。

保証(補償)期間内の値段

iPhoneが保証(補償)期間内の場合は、バッテリーの自然劣化によるものであれば無償交換が可能です。

保証期間に該当する期間は以下の2通りです。

  • ハードウェア製品限定保証:iPhone購入から1年間
  • AppleCare+:ハードウェア製品限定保証からさらに1年間(購入から2年間)

AppleCare+は製品購入から30日以内であれば加入できる有料の保証で、保証期間を1年延長できます。ハードウェア製品限定保証とAppleCare+を合わせると約2年の間、無償でのバッテリー交換が可能です。

ただし、大手キャリアでAppleCare+に加入した後にMVNO(格安SIM提供事業者)に乗り換えるとAppleCare+が解除されることもあるようですので、乗り換えのタイミングで確認しておきましょう。

保証(補償)期間外の価格

iPhoneが保証(補償)期間外の場合、バッテリー交換は有償となります。

以下の場合、保証期間外に該当します。

  • iPhone購入後1年以上経過しておりAppleCare+にも加入していない
  • AppleCare+に加入しているが、iPhone購入から2年以上経過している

保証期間外のバッテリー交換の税込価格は以下の通りです(2022年2月現在)。

  • iPhone XシリーズからiPhone13シリーズ:8,140円
  • 上記以前のiPhoneシリーズ:5,940円

具体的な機種名と最新の価格情報は下記を参照ください。

iPhone のバッテリー交換 – Apple サポート 公式サイト (日本)

なお、上記はAppleでバッテリーを交換した場合の価格です。Apple正規サービスプロバイダでバッテリーを交換する場合、上記価格とは異なる場合がありますのでご注意ください。

Appleの保証期間外であっても、契約したキャリアの保証が有効な場合もあります。保証内容はキャリアや保証内容によって異なりますが、バッテリー交換にかかる費用を補填してくれるサービスなどもありますので、必ず確認しておきましょう。

iPhoneのバッテリー交換前の準備

iPhoneのバッテリー交換前に必要な準備をしておかないと、大切なデータを失ってしまったり、スムーズに交換作業に入れなかったりする場合があります。

iPhoneのバッテリー交換前には、以下のポイントを確認しておきましょう。

  • iPhoneのバックアップを取る
  • 「iPhoneを探す」をオフにする
  • iPhoneを初期化する

また、実際に修理を依頼する前に用意するもの・準備することを持ち込み修理・配送修理別に解説します。

iPhoneのバックアップを取る

iPhoneのバッテリーを交換する前に、バックアップを取っておきましょう。

バッテリーを交換する場合、iPhone内のデータが保持されることは保証されません。大切なデータを失くさないためにも必ずバックアップしておきましょう。

iPhoneのバックアップを取る方法は以下の3通りです。

  • iCloudでバックアップを取る
  • iTunesでバックアップをとる
  • Finderでバックアップを取る

iPhoneのバックアップを取る方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

 

iCloudでバックアップを取る

iCloudでiPhoneのバックアップを取る手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開きます
  2. 「ユーザー名」→「iCloud」をタップします
  3. 「iCloudバックアップ」をタップし「iCloudバックアップ」をオンにします
  4. 「今すぐバックアップを作成」をタップします

iTunesでバックアップを取る

      iTunesを利用してiPhoneのバックアップを取る手順は以下の通りです。

  1. iPhoneとPCをケーブルで接続します
  2. iTunesを起動します(自動で起動する場合もあります)
  3. 画面左上のiPhoneアイコンをクリックします
  4. 「概要」をクリック
  5. 「今すぐバックアップ」をクリックします

MacのFinderでバックアップを取る

      MaのFinderでiPhoneのバックアップを取る手順を解説します。

macOS Catalina 10.15以降を搭載しているMacではiTunesではなくFinderを利用します。

  1. iPhoneとMacをケーブルで接続します
  2. MacのFinderを起動します
  3. iPhoneを選択します
  4. 「一般」をクリックします
  5. 「iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」を選択します

「iPhoneを探す」をオフにする

iPhoneのバッテリー交換前には「iPhoneを探す」をオフにしておきましょう。

以下の手順で「iPhoneを探す」をオフにします。

  1. 「設定」アプリをきます
  2. Apple ID名をタップします
  3. 「探す」→「iPhoneを探す」をタップします
  4. 「iPhoneを探す」をオフにします

iPhoneを初期化する

iPhoneのバッテリー交換前にバックアップを取ったら、iPhoneを初期化しておきましょう。

以下の手順でiPhoneを初期化します。

  1. 「設定」アプリを開きます
  2. 「一般」をタップします
  3. 下部にある「リセット」をタップします
  4. 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします
  5. バックアップが住んでいる場合は「今すぐ消去」をタップします
  6. iPhoneのパスコードを入力します
  7. 「iPhoneを消去」をタップします
  8. 「すべてを消去」をタップします
  9. Apple IDのパスワードを入力しキーボードのreturnまたは右上の「消去」をタップします

iPhoneを初期化する方法については以下の記事を参照ください。

※「iPhone 初期化」記事を内部リンクとして貼り付け

持ち込み修理の際に用意するもの

iPhoneのバッテリー交換を持ち込み修理で依頼する場合、以下の用意と準備をしておきましょう。

  • 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
  • バッテリー残容量を30%以下にしておく

また、店頭でiPhoneの初期化や「iPhoneを探す」をオフにする場合に備えてAppleIDのパスワードを用意しておきましょう。

配送修理の際に用意するもの

iPhoneのバッテリー交換を配送修理で依頼する場合、以下の用意と準備をしてからiPhoneを送付しましょう。

  • iPhoneのバックアップを取る
  • Apple IDをのデバイスリストからiPhoneを削除する
  • iPhoneを初期化する
  • SIMカードを抜く
  • eSIMの場合は利用を一時停止する
  • ケース、保護フィルムを外す

修理の依頼をすると、回収日が決まります。回収日までに上記作業を済ませられるように準備しておきましょう。

iPhoneのバッテリーを交換する目安は?

iPhoneのバッテリーは、どのようなタイミングで交換すべきでしょうか。

以下のような場合は、iPhoneのバッテリー交換を検討しましょう。

  • バッテリーの最大容量が少なくなったとき
  • 高頻度でアプリが急に落ちる
  • 勝手に電源が落ちたり再起動したりする
  • バッテリーの膨張で画面パネルが浮く
  • ケーブルを接続しても充電されない

バッテリーの最大容量が少なくなったとき

バッテリーの最大容量が少なくなったら、iPhoneのバッテリー交換を検討しましょう。

バッテリーを100%まで充電したのにすぐに減ってしまう場合、バッテリーの最大容量が少なくなっている可能性があります。

「最大容量が◯◯%になったらバッテリーを交換すべき」という明確なタイミングはありません。自分がiPhoneを利用するシーンで、バッテリー容量不足によって困ることが多い場合に交換を検討しましょう。

バッテリーの最大容量の確認方法は次の章で解説しています。

高頻度でアプリが急に落ちる

iPhoneを利用しているときにアプリが急に落ちることが頻繁にある場合、バッテリーが劣化している可能性があります。

バッテリーが劣化していると電力を十分に供給できません。その結果、iPhone本来の性能が発揮できないことも。性能が下がるとアプリがうまく動作せず、急に落ちてしまうこともあります。

iPhoneの再起動やOSのアップデート、初期化などで改善することもありますが、改善しない場合はバッテリーの劣化や不調が原因かもしれません。

勝手に電源が落ちたり再起動したりする

iPhoneの電源が勝手に落ちてしまったり、再起動したりする場合、バッテリーの劣化が原因の可能性があります。

バッテリーの劣化によってアプリが落ちるのと同様に、iPhone自体がシャットダウンしてしまうこともあります。

再起動や初期化で改善しない場合はバッテリーの劣化を疑ってみましょう。

バッテリーの膨張で画面パネルが浮く

バッテリーの劣化により、バッテリーが膨張することがあります。

バッテリーが膨張すると画面パネルが浮いたり、表示がおかしくなったりすることがあります。

バッテリーの膨張はiPhone自体の故障にもつながりかねませんので、修理交換の対応が必要です。

ケーブルを接続しても充電されない

iPhoneに充電ケーブルを接続しても充電されない場合、バッテリーの劣化や不良によるものかもしれません。

iPhoneとパソコンをケーブルで接続したときに認識されない場合は、接点部分の不良の可能性もあります。

いずれにしても故障に該当しますので修理対応を進めましょう。

バッテリーの最大容量を確認する方法

iPhoneのバッテリーの最大容量が減ってきたら、バッテリーの交換を検討すべきタイミングです。

以下の手順でiPhoneのバッテリー最大容量を確認することができます。

  1. 「設定」アプリを開きます
  2. 「バッテリー」をタップします
  3. 「バッテリーの状態」をタップします
  4. 「最大容量」に現在のバッテリーの最大容量が表示されます

「最大容量」は新品時を100%とした場合の、現在のバッテリーの最大容量を表します。

例えば最大容量が80%になっていた場合、満充電の状態でも新品時の80%と同等ということになります。

最大容量が100%に近いのに電池消耗が激しい場合は、バッテリーの劣化以外の原因でバッテリーを消費している可能性があります。

以下のような状態はバッテリーを消耗しやすいので、該当していないか確認してみましょう。

  • 位置情報(GPS)が常にオンになっている
  • 高画質動画をストリーミングで再生している
  • 高音質の音楽をストリーミングで再生している
  • スピーカーから大音量で音を流している
  • 常に最大輝度で利用している

iPhoneのバッテリーを長持ちさせる方法

iPhoneの最大容量を100%に近い状態にキープするには、普段どのような使い方をしたらよいのでしょうか。

iPhoneのバッテリーを長持ちさせるコツを紹介します。

  • 使い切る前に充電する
  • フル充電しない
  • 充電したまま使わない
  • 高温を避ける

使い切る前に充電する

iPhoneのバッテリーを長持ちさせるには、電池を使い切る前に充電することです。

ニッケル水素電池の場合は使い切ってから充電する方がよいとされていますが、iPhoneなどに採用されているリチウムイオン電池は使い切ってから充電するとバッテリー性能が劣化しやすいともいわれています。

電池残量が0%になる間に充電するようにしましょう。

目安として残量が20%前後になったら充電するのがおすすめです。後述しますが、80%になったら充電をやめるのもポイントです。

フル充電しない

iPhoneなどに使われているリチウムイオン電池は、100%まで充電することを繰り返すとバッテリー性能が劣化しやすいといわれています。

フル充電が大きな問題につながるわけではありませんが、少しでもバッテリーの劣化を避けたい場合は、なるべくフル充電しないようにしましょう。この場合の目安として、80%まで充電したら充電をやめるのがおすすめです。

充電したまま使わない

iPhoneを充電したまま使うと、バッテリー劣化を早める可能性があります。

充電したまま使うとiPhoneに負荷がかかり、高温になる場合があります。高温状態での充電はバッテリーの劣化につながります。

また、充電したまま100%を維持していると前述の「フル充電」と同じ状態になり、バッテリーの劣化を早める原因になります。

高温を避ける

高温状態での使用や充電は、バッテリーの劣化やiPhoneの故障につながります。

iPhoneの使用条件である「周囲が0℃~35℃の場所」で使用・充電するようにしましょう。

まとめ

本記事では、iPhoneのバッテリー交換について以下のポイントに沿って解説しました。

  • バッテリーを交換できる場所
  • バッテリー交換にかかる費用
  • バッテリー交換前の準備
  • バッテリーを交換する目安
  • バッテリーの最大容量を確認する方法
  • バッテリーを長持ちさせる方法

iPhoneを長く快適に利用するためにも、バッテリーの劣化や不具合を感じた場合はバッテリー交換を検討しましょう。バッテリーを長持ちさせるコツも紹介しましたので、ぜひ取り入れてみてください。

また、バッテリーの最大容量が減っていなければiPhoneの売却時に新品に近いことをアピールできます。売却前にスクリーンショットを撮っておくのもよいでしょう。

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